線材の提案力
IHコイルには、高周波電流を流しますが、高周波交流電流は導体の中心部まで浸透せずその表面だけを流れる傾向(表皮効果)があります。IHコイル導線でも断面の大部分には電流が流れず表面付近の狭い部分だけを流れるため、電気抵抗が高くなり損失が大きくなってしまいます。
この対策として導体の表面積を増やすため、IHコイルの線材には、マグネットワイヤー(素線)を何本も撚り合わせたリッツ線(集合線)を使用します。
リッツ線には、素線の線種・線径、撚り本数・撚り方法など様々な種類があります。また、お客様の様々な用途に対応すべく開発した線材も多数あります。IH専科では、お客様のニーズに合わせた最適な線材をご提案致します。
形状・構造の提案力
IHコイルの形状を変える事で、様々な形状の被加熱物を効率良く加熱する事ができます。
IH専科では、お客様が加熱したい被加熱物の形状に合わせて、IHコイルの形状・構造をご提案致します。
IHコイルのコイル部(巻線)・ベース部(コイルベース・ボビン)、電磁部(磁気遮蔽板・フェライト)温度検知部(センサー・ヒューズ)等で、お客様のニーズに合わせた最適な形状・構造設計を行います。