IH技術(IH:Induction Heating 誘導加熱)は、化石燃料(ガス・油等)を燃焼させる方式に比べCO2の排出量が少なく、また電熱ヒータのように赤熱部を持って熱伝導によって加熱する方式とは違い、電磁誘導の原理で、被加熱物そのものだけを加熱するので、熱損失が少く高効率な加熱を可能にする環境にやさしく、経済的な、加熱技術です。
CO2を排出しないので環境にやさしくエコです。
火を使わず、電熱ヒータのような赤熱部もないため、やけどや火事が起き難く安全です。
燃焼に伴なうスス等燃焼排ガスの排出がなく、空気や被加熱物を汚さず、清潔です。
熱損失が少なく熱変換効率は80~90%と高効率ですので経済的で、省エネです。
IH技術は、「電磁誘導の原理で被加熱物そのものだけを加熱する事が出来る」というのが最大の特徴です。この特徴からIH(誘導加熱)は、燃焼式加熱や熱伝導式加熱ではできなかった急速加熱を実現する事が出来ます。
また、IH(誘導加熱)は、電磁誘導により磁束が発生するもの(磁性体)しか加熱する事ができませんが、逆にこれを利用すれば、被加熱物の周辺部を磁性体以外のものにすることで、被加熱物だけしか加熱されない局所加熱が実現できます。
また、被加熱物の温度をセンサーで感知し、インバータ・制御基板で加熱時の温度を制御することで、最適な加熱条件を実現する事が出来ます。
熱伝導で温める方式ではないため、加熱スピードが速く、急速加熱が実現できます。
磁性体のみを加熱するため、被加熱物の周辺部を磁性体以外で構成すれば被加熱物だけを加熱する局所加熱が実現できます。
センサーとインバータ・制御基板で、最適な加熱条件を実現できます。