IH技術は、暮らしの様々な場面で利用されています。ここでは、IH技術の導入事例をご紹介します。
製品名をクリックすると導入事例が表示されます
IHクッキングヒーター
IH技術の導入事例
- ■IHクッキングヒーターには、フライパンや鍋などを加熱するコンロ部にIH技術が使われています。
- ■ガスの代わりに電気で加熱する方式ですので、火を使わず安全に調理が出来、また天ぷら油の温度を一定に保つなどの適温制御が容易に出来ます。
- ■上昇気流による油の飛散が少ないため、キッチンの周辺や換気扇が汚れ難く、さらに天板が平面で掃除がし易いといったメリットがあります。
IH技術の導入ポイントと効果
- ■従来方法:
- ガス
- ■用途:
- なべの加熱
- ■ポイント:
- 火を使わず安全、適温制御
- ■効果:
- 安全性、清潔性
IH炊飯ジャー
IH技術の導入事例
- ■IH炊飯ジャーは、内釜を加熱するのに、IH技術が使われています。
- ■電気ヒータでは、ヒータ自体が熱くなり、その熱伝導で内釜を加熱するのに対し、IH式では、誘導加熱により内釜自体が直接発熱するため、内釜全体にむらなく熱を伝えることができます。
- ■さらに、電気ヒータより高火力で一気に加熱することができるため、釜戸で炊いたようなふっくらしたご飯が炊けます。
IH技術の導入ポイントと効果
- ■従来方法:
- 電気ヒーター
- ■用途:
- 内釜の加熱
- ■ポイント:
- 高温・スピード加熱
- ■効果:
- 味(品質)の向上
業務用IH調理器
IH技術の導入事例
- ■業務用IH調理器は、釜や鍋などを加熱するのに、IH技術が使われています。
- ■厨房機器の種類は多く、釜や鍋の形状に合わせIHコイルの形状を設計する事で、専用機器としての高効率化を実現できます。
- ■ガスを利用する機器に比べ、厨房内の温度上昇を抑え快適な作業環境を作ることが出来、燃焼に伴うススや油煙などの発生がないため、汚れが少なく清潔な厨房環境を作れます。
IH技術の導入ポイントと効果
- ■従来方法:
- ガス
- ■用途:
- 釜、鍋などの加熱
- ■ポイント:
- 被加熱物の形状に合わせた最適な加熱
- ■効果:
- 高効率、作業環境向上
複写機
IH技術の導入事例
- ■複写機には、トナーを溶融固定する定着装置にIH技術が使われています。
- ■トナーを溶融するためには、室温状態から所望の温度に上げる必要が有りますが、IH技術を使えば、室温状態から僅か数秒で立ち上がり、複写動作を開始出来ます。
- ■急速な立ち上げの実現により、待機時や節電モード時の予熱が不要となり、大幅な省エネを達成できます。
IH技術の導入ポイントと効果
- ■従来方法:
- 電気ヒーター
- ■用途:
- トナーの溶解
- ■ポイント:
- スピード加熱
- ■効果:
- 予熱不要による省エネ効果
IH保冷加熱カート
IH技術の導入事例
- ■IH保冷加熱カートは、病院などの施設で利用され、食器に盛り付けた状態で保存された料理を、再加熱する用途でIH技術が使われています。
- ■食器に盛り付けられた料理を保冷保存し、提供する直前に再加熱することが出来ます。
- ■ピンポイントで食器のみを再加熱することが出来ますので、冷たいものは冷たいまま、温かくしたいものは温かくして提供できるようになります。
IH技術の導入ポイントと効果
- ■従来方法:
- 電気ヒーター
- ■用途:
- 料理の再加熱
- ■ポイント:
- 局所加熱
- ■効果:
- 必要なものだけを温める
IH自販機
IH技術の導入事例
- ■IH自販機は、スチール缶をIH技術で加熱することで、缶の中身(飲料等)を温めようとするものです。
- ■IH自販機は、商品を買う直前に、瞬時に缶を温めるという方式であるため、従来の電気ヒータのように常に保温している必要がなくなり、大きな省エネ効果が期待できます。
- ■また、缶の中身に応じて、加熱時の適温を制御することも可能であるため、中身は飲料だけに限定されず、広い範囲で適用できます。
IH技術の導入ポイントと効果
- ■従来方法:
- 電気ヒーターでの保温
- ■用途:
- 缶飲料の加熱
- ■ポイント:
- スピード加熱、適温制御
- ■効果:
- 保温不要による省エネ効果
IH空調機
IH技術の導入事例
- ■IH空調機(暖房機)では、室外機の冷媒(気体)を瞬間加熱するために、IH技術が使われています。
- ■低外気温時でも、素早く冷媒を加熱することが可能となり、温風を吹き出すまでの立ち上がり時間を、大幅に短縮できます。
- ■石油やガスを燃料とする燃焼式暖房機に比べ、CO2排出量を削減できるため、環境性能にも優れています。
IH技術の導入ポイントと効果
- ■従来方法:
- 石油、ガス
- ■用途:
- 冷媒の加熱
- ■ポイント:
- スピード加熱
- ■効果:
- 即暖効果、CO2削減
IH過熱水蒸気発生装置
IH技術の導入事例
- ■IH過熱水蒸気発生装置は、食品・化学・医薬・電機など各工業界へ応用展開されている装置で、その過熱方式にIH技術が使われています。
- ■過熱水蒸気は、100℃の蒸気を更に加熱した蒸気で、医療器具では高温殺菌および乾燥に利用されたり、食品の加熱では余分な油分や塩分を取り除いて調理出来るなど、様々な用途で利用されています。
- ■IH過熱方式により、熱効率がよく素早く水蒸気を発生させることが出来、またレスポンスが早く1℃刻みの細かな温度設定が出来ます。
IH技術の導入ポイントと効果
- ■従来方法:
- 電気ヒーター
- ■用途:
- 過熱水蒸気の発生
- ■ポイント:
- 熱効率がよい、レスポンスが早い
- ■効果:
- スピード加熱、制御性